暮らしを世代へ繋げていくおうち

慣れ親しんだ地域に加え、周囲は買い物や食事ができる好立地ということもあり、実家のリノベーションをご選択されたKさまご夫婦。
築50年ということもあり、天井や水周りに老朽化の影響が見られましたが、まずは補修に力を入れて建物を再生させ、今後も長く安心して暮らせる住まいが完成しました。
室内階段はそのまま残していつでも親世帯と繋がれるようにしたいとのご要望を受け、世代間を間仕切る造作ドアが室内のかわいいアクセントにもなっています。
間取りに関しては、Kさまご家族の生活スタイルに合わせた内容で1からプランニングをし直しました。
週の1日で1週間分の食事をつくるという奥さまからのご要望で、3ｍの広いシステムキッチンを配置し、背面にも使い勝手を考慮した可動式の造作食器棚を設置。
また、対面式キッチンとすることでリビングダイニングとの繋がりを持たせることができ、以前と違った開放的なLDKスペースとなりました。他にも、1つの個室を家族全員分の収納兼クローゼット部屋としてまとめたり、脱衣室は出入口を2way仕様とするなど、共働き夫婦の家事短縮に繋がる工夫が施されています。
リビングと寝室を仕切る壁には、採光や空調が取れるよう上部に開口部をバランス良く配置し、寝室内は間仕切りをあえて造らず、子供たちが独立したあとの夫婦ふたり暮らしでも活用しやすいようプランニングしています。
広いクローゼット部屋の確保や家事導線を考慮することをご要望として頂き、内装についてはこちらからのご提案を反映した形で既存の雰囲気を壊さないリノベーションを気に入って頂けました。
懐かしい思い出と、これからの新しい思い出が長く世代へ引き継がれるおうちとなりました。