施工事例

完全分離型 Gさま/那覇市

古き良き暮らしを繋いでいくおうち

建物種別一戸建て
間取り1F:1room+工房 ・ 2F:2LDK
面積41坪
築年数40年
構造鉄筋コンクリート造2階建て
施工場所那覇市
家族構成1F:息子・2F:ご両親
リフォーム内容解体工事、木工事、内装工事、電気工事、設備工事、塗装工事 etc...
カテゴリ 完全分離型
賃貸物件として活用されていた建物を、Gさまご家族の居住地とするためリフォーム工事がスタートしました。
築年数相応の建物の劣化を補修する工事と、二世帯住宅として居住するための工事をベースに予算面とバランスを取りながら進め、
歴史を持つ建物に新たな想い出が重なって価値を高められるような空間が出来上がりました。

ルームプラン

1階

before

after

2階

before

after

家づくりストーリー

今回のリフォーム工事では、
元々あった外階段や、階それぞれに設置された玄関・水回り設備を活かすことで、二世帯住宅に改修するにあたって相性の良い条件が整っていました。

反面、既存建物の雨漏れやコンクリートの爆裂(建物表面の一部欠損や内部鉄筋の腐食)があり、建物劣化も気になる中でのご相談となり
建て替えは困難ということで、建物補修も優先的に行う形で進めていきました。

1階には、
沖縄を代表する焼き物職人の息子さんが、自身の作品を造り上げる“工房”兼“居住スペース”としての空間を計画し、
室内はコンパクトにまとめ、駐車場エリアを新設した形で仕上げました。
建物全体の出入口にはシャッターを設けることで、工房から居住スペースへの移動がスムーズに行えるようプランニングし
息子さんの暮らしのご要望に合わせた公私一体ワンルーム型のリフォームとなりました。

2階には、
Gさまご夫婦が居住するための工事を行い、建物の既存状態や間取りをそのまま活かした形での経年美化を楽しめるような暮らしをご提案。
劣化のある水回り設備機器は取り換えて、キッチンは室内が見渡せるよう対面型とし、洗面台やランドリースペースも周囲にまとめた形で家事動線を整えました。
各個室は壁と床の仕上げ変更のみ行い、元々洗面脱衣室となっていた部屋はトイレと入れ替え、限りある広さや予算の中でオリジナルの空間を造ることができました。
内装に関しても、白・グレー・黒をベースにやさしい木目を取り入れた配色で、天井から降りる最小限の温かい照明とポイントとなる間接照明の明るさのおかげで落ち着きある空間となっています。
インテリア好きの奥さまが選び吹抜いた小物たちも室内のであちこちで楽しんでもらえそうです、、、♡

元々ある玄関ホールのアーチ枠や壁のレンガ仕上げ、素材の質感を楽しめる建物直の塗装や、今は無き某メーカーのデザイン照明など、
リフォーム住宅でしか体感できない時間の経過で造られた味あるアイテムたちと、快適な生活を送るための新しいアイテムたちの組み合わせが
とても良い雰囲気を造ってくれていて、建物を住み繋ぐメリットを充分に感じることの出来る案件となりました。