非日常を感じさせる居心地の良いおうち

M様邸は構造躯体となっている壁を壊すことができず、間取り変更を伴うリノベーションには大きなデメリット。そんなデメリットを活かし、洗面スペース入口の開口を境に共有エリアと私的エリアを分けるプランをご提案しました。
また、2世帯のため新たに設けた鉄骨造の外階段は1階親世帯の玄関とのプライバシーを保ちつつ1階からも2階からも植栽を感じられるような配置に。
2つのエリアを隔てるLDKの大きな壁面にはドアを設けず、三角の開口で柔らかに空間を分けています。
ＬＤＫは限界まで天井高を確保するため、梁が露出していますが、木目調のクロスで仕上げて梁の無骨さをなくし、木製キッチンとマッチしたナチュラルな雰囲気。
私的エリアは家事動線を考慮したファミリークローゼットを設け、主寝室と子供部屋は必要最低限の広さを確保しました。
さらに子供部屋は将来2部屋に出来るよう入口を2か所設置しました。
夏場に娘さんと水遊びがしたいとのM様のご要望を実現したタイル貼りのバルコニーは玄関土間から直接アクセスが可能で実用性も兼ね備えています。
M様ご家族はすでにインテリアイメージが定まっていたため、理想が形になるように家造りのお手伝いをしました。
壁面のアクセントとしてポーターズペイントを採用していますが、お子様も一緒に塗装を行い、より愛着が湧くオリジナルなお家に仕上がっています。